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2006年11月11日 (土)

事業相談会&アクティブコミュニケーション講座

061111inpro_1 2006年11月11日、第2次選考プレゼンテーション(12月2日開催)に先立ち、第一次選考通過者を対象とした「事業相談会」と、プレゼンテーションスキル向上のための「アクティブコミュニケーション講座」が開催された。

事業相談会

第一次選考通過者のうち7人が参加。それぞれに対し2~3人のメンターがつき、事業プランの相談を行った。参加者のまなざしは皆真剣そのもの。事業プラン の相談に止まらず、そもそもの問題意識や、事業に込めた自分の思いなどを語り合うテーブルも多く、あっという間の2時間であった。

アクティブコミュニケーション講座

相談会の後30分の休憩を挟んで、今回のメインイベント「アクティブコミュニケーション講座」が開講された。

061111inpro2 講師はEna Communication代表取締役の樋栄ひかる氏。相手を一旦受け入れ共感した上で自分の思いを相手に伝えるとことで、相手とのコミュニケーションを より円滑にする、“Yes , and”というコミュニケーション技法を世界に広めることで、世界平和の一端を担おうとする、パワフルで素敵な女性だ。

そして、今回の講座は、よくある普通のコミュニケーション講座とは一味違う。インプロという即興劇で使われる技法が取り入れられており、参加者には全身をフルに使うことが求められる。だから「アクティブ」コミュニケーション講座である。

この講座を通して、樋栄氏はコミュニケーションにおけるポイントをいくつか話してくれた。

「人と話すときは、ノンバーバルコミュニケーションがとても大切で、それは聴き手にかなりのインパクトを与える」
「プレゼンテーションは一方的にただ発表するのではなく、相手ありきのコミュニケーションであるから、聴き手の反応を見ながら話すことが大切。」

一見すると当たり前のことだという感想を持たれるかもしれない。しかし、インプロという技法を通して、これらのポイントを全身で強烈に実感するため学びの効果が大きいのである。

実際、参加者たちも「自分の意見を受け入れてもらうことの嬉しさ」「人と話すことの楽しさ」「コミュニケーションにおける自分の性格の認識」「普段の生活 において、どれだけ自分の発想が凝り固まっているか」など、それぞれに新たな発見あったことが、彼らの感想からうかがえた。

文:鳥越寛子 (慶應義塾大学2年)

Posted by NPO法人ETIC. on 11月 11, 2006 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 3日 (金)

メンターミーティング&アントレプレナーセッション

2006年11月3日、赤坂にあるNPO法人ISLのセミナールームで、第一次選考通過者22名を対象に、メンターミーティング&アントレプレナーセッションが行なわれた。

起業家や経営者、コンサルタント、投資家など様々な分野におけるプロフェッショナルであるメンター陣と事業プランのブラッシュアップに向けて話し合うメンターミーティングと、先輩社会起業家の方々から事業の立ち上げにおいて求められる心構えやスキルについて話を聞くアントレプレナーセッションの二部構成である。

第一部 メンターミーティング

メンターミーティングでは、第一次選考通過者1人に対し3~4人のメンターがつき、ビジネスプランについて様々な角度からアドバイスがされる。

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最初は、参加者は一様に緊張した面持ちであった。ビジネスプランの根本となる問題意識や本人が追及しきれていなかった問題点などについての鋭い指摘もなされた。しかし40分間のミーティングが終わると、それぞれが何らかの進歩を感じることができたのか、生き生きとした表情に変わり次のような感想が聞こえてきた。

「まだまだ自分のアイディアに可能性があることがわかった」
「気づいてはいたけれど面倒だからと目を背けていた事に、改めて目を向けさせられた」
「価値観が広がった」
「改めて自分の生き方を考えさせられた」

また、メンターの側でも「真剣な参加者たちとのミーティングから新鮮な刺激を受けることができた」といった感想を話してくれた人が何人もいた。志を持って挑戦しようとする応募者たちとのミーティングは、メンター陣にとっても実りある時間になったようだ。

第2部 アントレプレナーセッション

続いてのアントレプレナーセッションでは、NPO法人ケア・センターやわらぎ代表理事・石川治江氏、アミタ株式会社代表取締役社長・熊野英介氏、株式会社トレジャー・ファクトリー代表取締役社長・野坂英吾氏の3名の社会起業家による講演が行なわれた。

061103nosaka 最初に話をしてくれたのは、総合リサイクルショップチェーン、トレジャー・ファクトリー代表取締役社長の野坂英吾氏。

現在は年商10億円規模を誇るトレジャー・ファクトリーだが、それに至るまでの道のりは多くの努力の積み重ねであったと野坂氏は語る。ドアすらない倉庫を使って第1号店をオープンさせた頃は、高速道路のサービスエリアでアルバイトをしながらも、ひたすら自分の足でマーケット調査を進める努力だけは怠らなかったそうだ。当時の経験から見出した野坂流成功の秘訣は、「自分にはできる!という強い自信」と「自らが動き回ってビジネスチャンスを見つけようとすること」だとのこと。

061103kumano 続いて話をしてくれたのは、アミタ株式会社代表取締役の熊野英介氏。同社は、「持続可能社会の実現」を理念とし、ドゥタンク事業(=自然資源の再生ソリューション)やCSRソリューション事業(=社会的な環境リスク低減ソリューション)などを行う。現在は、日本だけでなくアジア諸国にも拠点を展開、総合環境ソリューション企業として事業領域を拡大させている。

熊野氏は「今は精神的飢餓の時代」「未来は若者の心の中にある」「覚悟を決めることが難しい時代に生きているという自覚を持て」などといった心構えを、重みのあるゆったりとした口調で語ってくれた。

061103ishikawa そして最後に話をしてくれたのは、NPO法人ケア・センターやわらぎ代表理事の石川治江氏。NPO法人ケア・センターやわらぎは、介護サービスNPOで初めてISO9001を4部門で取得した、介護分野では先駆け的存在のNPOだ。やわらぎの在宅ケアシステムは、なんと国の介護保険の土台ともなっている。

「常に両手を動かしていなさい。右手で答えが見つからなければ左手を使うの」「いい仕事はいい仲間から育つ、いい仲間が育つには時間がかかる」-石川氏の言葉からは、信頼できる仲間に囲まれながら様々な問題に挑んできた石川氏のスタイルが垣間見えた。

少し大げさかもしれないが、今回のイベントは、「本当にここが世界の中心で、ここから世界が変わるような何かが始まろうとしている!」と感じさせるような、すてきなエネルギーに満ち溢れており非常に印象的だった。

文:足立 美菜子(慶應義塾大学3年)

Posted by NPO法人ETIC. on 11月 3, 2006 | | コメント (0) | トラックバック (0)